あなたはこんな会話を耳にしたことはありませんか?

「私の弟の友達が スポーツ選手の○○なんだよ」

「友達の親戚が芸能人の○○と同級生だったんだ」

私の周りでもよく聞く話ですし
皆さんも一度は遭遇した状況ではないかと思います。

今までは単純に
「へー、すごいなぁ」と答えていたのですが
ある日ふと思ったことがあります。

「もしかしたら
 世界は狭いのではないだろうか?」

そこで、いろいろと調べてみたところ
面白い記事が見つかり
「これはビジネスに使わない手はない!」
と思いましたのでご紹介いたします。

時をさかのぼること1967年…

イェール大学の心理学者、スタンレー・ミルグラム教授が
こんな実験を行いました。

ネブラスカ州オマハの住人160人を無作為に選び
下記の内容の手紙を送ります。

「同封した写真の人物は ボストン在住の株式仲買人です

 この顔と名前の人物をご存知でしたら
 その人の元へこの手紙をお送りください

 この人を知らない場合は
 あなたの住所氏名を書き加えた上で
 あなたの友人の中で知っていそうな人に
 この手紙を送ってください」

要は、ある日突然知らない人から手紙がきて
「同封した写真の人物を教えてくれ
 知らない場合は知っていそうな人にこのメールを転送して欲しい」

と書いてあるのです。

いわば、人脈バケツリレーを行おうというものです。

本当にこんな方法で
相手に手紙を届けることができるのでしょうか?

ところが、そんな不安をよそに驚きの結果が判明しました!

なんと、42通(26.25%)が実際に届いたそうです。

また、届くまでに経た人数は平均5.83人だったそうです。

25%の成功というと少ない気がしますが
知らない人から来た手紙を転送するという
非常識な行動を伴うことを鑑みれば十分な結果と言えます。

この実験は
スモールワールド実験と呼ばれ

「人は自分の知り合いを6人介すと
 世界中の人々と間接的な知り合いになれる」

という仮説≪六次の隔たり≫に大きな影響を与えました。

「人は自分の知り合いを6人介すと
 世界中の人々と間接的な知り合いになれる」

これってすごいことだと思いませんか?

たとえば、あなたが
アメリカのオバマ大統領に会いたいと思えば
知り合いを6人たどれば
実際に会えるという理論なのです。

この≪六次の隔たり≫理論を踏まえれば

冒頭での会話

「私の弟の友達がスポーツ選手の○○なんだよ」

も、決して不思議なことでないことがわかります。

現在はミルグラムが実験を行なったときより
情報通信技術が飛躍的に発展しており
もしかしたら、もっと少ない隔たりで
世界中の誰かとつながっているのかもしれません。

仮に、今あなたに
人脈がなかったとしても心配することはありません。

人脈のある人間(=スーパーハブ)とあなたがつながればいいのです。

しかしながら
数多くの人脈をもつ「スーパーハブ」は
誰とつながっているかわかりません。

ゆえに、どんな人間に対しても
精いっぱいの誠意をもって接するということが
人脈構築の最大の方法ということになります。

あきらめずに一生懸命やっていれば
変化は突然やってくるものです。

「人生は一期一会、どんな出会いも大切にしよう

 そして、今現在
 特別な人脈を持っていなくてもあせらないこと

 どんな出会いをも大切にする人には
 必ず、すばらしい人脈が出来上がる」

これぞ、溝口流;最強の人脈構築術です!