大阪市長である橋下徹氏の維新の会や
東京都知事の電撃辞職と新党立ち上げ
また、今日は27年ぶりに緊急質問が行われるなど
毎日たくさんの政治に関する報道がなされていますが
あなたは、政治に関心がありますか?

何かのテレビ番組で言っていたのですが
年齢が下がるにつれ、選挙に関心がある人が
減る傾向にあるそうです。

かくいう私も
若いころはあまり関心がありませんでした。

しかし、年齢を重ねるにつれて興味がわき始め
最近はよく政治のニュースを気にするように
なってきました。

さて、本日は選挙にまつわる不思議から
お話いたしましょう。

テーマは『意外な活用!?統計学のいろいろ』です。

衆議院選挙など、大きな選挙がおこなわれると
その日の夜のテレビ番組は選挙速報一色になります。

選挙速報を見ていていつも気になるのですが
よく「開封率10%」くらいで
当選決定が表示されることが多々あります。

これ、不思議に思いませんか?

どうして、たった10%しか結果を見ていないのに
つまり、90%の中身はまったくわからないのに
当選したのかどうかがわかるのでしょうか?

いろいろと調べてみると
すべてのテレビ局が当確を打ちながら
落選した候補者も、過去にはあるそうですが
たいてい、当確を得た候補者は当選している模様です。

中には、投票締め切り後1分もしないうち(開票率0%で)
当確が出ることもあるそうです。

これを、俗称「ゼロ打ち」と言うそうです。

ほとんど中身を開けていないのに答えがわかってしまう。
本当に不思議ですね。

本日はその謎を解き明かします。

Wikipediaの『出口調査』の項目を見てみると
下記のような記載があります。

(ここから)
当選確実(当確)を出すタイミングなどは
報道各社が独自に決めている。

マスコミが当確を出すまでには
各選挙区における立候補者の知名度や実績、
地盤や組織票の強さ・各区における支持政党の傾向などを
投票前のアンケートや経験則をフルに活用する。

また、開票作業はまず、投票箱をいったん開けて
候補者別におおむね山分けし、マスコミ記者は遠くから
双眼鏡でその山を確認するため
その山の大きさから当選者が予想できる。

一般に言う開票とは
候補者別に山分けされた投票用紙を実際に数えることを言い、
山分けしただけでは開票とは言わない。

開票率が1ケタであっても
開票所ではある程度の作業は進んでおり、
そのため当確が出せるのである。

なお、当確といえどあくまでサンプル調査に過ぎず、
当確ランプが出たとしてもそれは100%ではない。
(ここまで)

どうですか?

私はこれを読んだとき、とても驚きました。

上記の話を簡単にまとめるとこうです。

1 開票所では、あらかじめ、票が候補者別に仕分けられており
 その「山」の大きさを比べることで、だいたいの見極めがつく

2 各マスコミが、事前に候補者の知名度や実績、
 組織票などについて調べており、それをもとに予測する

3 開封率が1ケタであっても開票所ではある程度の作業は
 進んでいるので、おおまかな予測は立てやすい

4 当確の結果はマスコミが独自に出すものであり
 絶対ではなく覆ることもある

実は”当確”という言葉は
「絶対に当選する」という保証ではなく
各マスコミによる独断の
「極めて当選する確率が高い」という
当て推量にすぎないのです。

しかも、何も知らないと
高度な数学を使っていると思われがちですが
実は意外と単純な方法で見極めているようです。

特に
「双眼鏡で山の大きさを比べる」
という部分には驚きますよね。

先ほどの選挙速報のオチを聞いて
そのローテク具合にちょっとがっかりしましたが
世の中には統計学を利用して
すごいことをしている企業がたくさんあります。

たとえば、医療などにおいては
新しい薬を導入するときに統計学を利用します。

新しいく薬がちゃんと効くかどうか
高度な統計を使いながら導入を検討します。

もちろん、効くかどうかがはっきりしない新しい薬を
患者全員に投与するわけにはいきません。

一部の患者に投与した上で
「全員に効くかどうか」を統計を使って見極めるのです。

先ほどの選挙の開票に似ていますよね。

5人に試して、仮に5人に効果があったとしても
患者が100人いたらいわば「開票率5%」の状態です。

その中で、人の命にかかわるかもしれない
「決して間違えることのできない決断」を下すのです。

統計学のすごさ、わかっていただけますか?

当社のバイオリズムも根底は統計学にあります。

それを私なりのアレンジを加えながら
≪溝口式分析学≫としています。

詳しい内容は………
スクールや個人会見でお待ちしております(笑)

日本に比べて、西欧のほうが統計学が進んでいるそうです。

どうやら、メンデルの遺伝の法則など、統計学となじむ機会が
多かったからだとか…

また、アメリカも統計学が進んでいます。

こちらは、「金融工学」という手法を武器に経済活動の予測に
使われているそうです。

アメリカの統計学をもとにして生まれた
≪溝口式分析学≫に興味をおもちでしたら
ぜひ当社ホームページをご覧ください。