溝口耕児が分析学と出会ったのは、偶然でした。

今から、２０年以上前、名古屋でホテルの支配人をしていた溝口は、
研修でニューヨークの一流ホテルで三年間修行することになりました。

ところが、現地へ行ってみると、海外から来た研修生は、まともに仕事をさせてもらえなかったのです。そうして、暇をもてあましていたときに、同じ海外からの研修生の誘いで、現地のメンタルセラピストの講座を受けに行く事にしました。

当時は、メンタルセラピストというのが、一体何かもわからず、
『お客さんがホテルに入ってきた瞬間に、欲しい物や考えている事がわかるようになるらしい』という話を聞き、それなら日本に帰ってからもホテルマンの仕事に役立つだろうと、軽い気持ちで受けに行きました。

ところが、実際に学び始めると、その奥の深さ、そして、その威力に、すっかり魅了され、どっぷりはまってしまい、三年間のニューヨーク滞在期間中に
メンタルセラピストの資格を取得するまでになったのです。

その後、日本に帰ってからしばらくは、分析学や、メンタルセラピストの資格の事などすっかり忘れてしまっていました。

そんな溝口に転機が訪れたのは、
それから数年後の事。

ホテル勤めから、自分で会社を興し、人材派遣業をやっていた溝口は、派遣する人材のクオリティの高さに感心した派遣先の企業の経営者から、社員教育や、人事コンサルの依頼まで受けるようになりました。その社員教育や、適材適所の人材配置をする上で、アメリカで学んだ分析学が役立つのではないかと思いつき、活用し始めたのです。

すると、分析学に基づいて指導した人材や、配置換えした組織、企業がみるみる結果を出し始めたのです。

それが口コミで評判となり、『分析してほしい』という依頼が増え、ついには、分析希望者で行列ができるほどになってしまいました。

評判が評判を呼び、わざわざ東京や首都圏から、新幹線に乗って名古屋まで相談にくる人が増えたため、東京にも事務所を開設することになりま した。

すると場所柄もあってか、クラブのホステスさんの相談希望者が増え、ホステスさんの口コミで、クラブに通っている政治家や、経営者、プロスポーツ選手の依頼も増えてきました。

そして、朝から晩まで、休む間もなく相談に明け暮れ、数多くの人にアドバイスを与え、成功をサポートしました。

その結果、
アドバイスを与えた人が次々と結果を出していったのです。

全くうまくいっていなかったホステスさんが、自分の強みを活かした接客法を知ることで、１年足らずでナンバーワンになったり、

廃業を決意し田舎に帰ろうとしていた俳優が、自分の強みを知り、周りとの
トラブルを解決する事で、映画やＴＶで大活躍する大物俳優になったり、

長年優勝から遠ざかり、最下位争いまでしていたプロスポーツチームが、
バイオリズムに基づいた選手起用で二年連続優勝を手に入れたりしました。

その他にも、数多くの企業、個人の業績や売上アップのサポートから、結婚や恋愛、人間関係の悩みや相談まで、自分を知り、相手を知り、タイミングを知ることができる溝口式分析学のアドバイスで、10万人を超える人を成功に導いてきました。

法人においても、これまでに指導した企業の数は800社を超え、現在も常時60社と顧問契約を結んでいます。それでも依頼を受けきれないため企業顧問の順番待ちのリストができるほどになっています。

こうして『日本一のメンタルセラピスト』、『成功請負人』と呼ばれるようになった溝口は、顧問先の社長や、相談指導した人など、多くの人から『溝口先生の分析学を教えてほしい』という要望を受けるようになりました。

しかし、当時は、『墓場までこのコンテンツを持っていく』と決意し、そうした要望を全て断っていました。

その溝口が、自分のコンテンツを世に出し、全てを教える事を決意したのには、一つのきっかけがありました。

十数年前、溝口は深夜の高速道路で、トンネルの壁面に衝突するという大事故を起こしました。乗っていた車が全く原形をとどめない程に大破し、普通だったら死んでいても全く不思議がないほどの大事故だったにも関わらず、奇跡的に無傷だったのです。

そのとき、『ああ、自分は生かされたんだな』と思うと同時に、『自分が死んだ後も、人々をサポートする人材を育成する義務がある』と感じ、自分のコンテンツを出し惜しみなく全て公開する事を決意したのです。

こうして、誕生したのが、
溝口メンタルセラピストスクールです。

溝口メンタルセラピストスクールでは、溝口の後継者となる人材育成のため、
溝口式分析学はもちろんの事、人を指導し、導く上で不可欠なカウンセリングスキルや人間力の育成も行っています。