熊本地震により被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

今年のNHK大河ドラマは[真田幸村](さなだゆきむら)ですね。

信州の小国[真田](さなだ)が、戦国時代に大国に挟まれながら、臨機応変の
奇略を駆使して生き抜くストーリーです。

確かにこの時代の背景からして、

甲斐(かい)の武田信玄(たけだしんげん)
越後(えちご)の上杉謙信(うえすぎけんしん)
相模(さがみ)の北條早雲(ほうじょうそううん)
尾張(おわり)の織田信長(おだのぶなが)

と大国揃いです。
四方を大国に挟まれ、臨機応変の政治力と、機知に富んだ外交と戦いをしました。

何故そんな事が出来たのでしょう!?

それは、常に相手の動向に目を配り、わずかな動きや変化に注目して、
相手の意図や戦略を見破り、普通なら見逃してしまう情報や変化を的確に掴んでいた
からです。

つまり、卓越した洞察力と分析力を発揮したのです。

それだけではありません!
中国の古典でも有名な軍神[孫子の兵法]を熟知していたといわれます。

孫子は、相手の微量な変化や動きを読み取る為の心得をいくつか[孫子の兵法]で
教えています。

彼らは、戦に勝つためよりも、守り抜くために、それらを用いたのです。

でも、この話、昔々の戦国時代のエピソードと捉えないで、現在の起業戦争社会での
企業競争に使っても、十分に活用できます。

皆さんが営んでいる業界の微妙な変化を察知し、それらに対応すべく戦略や
戦術をいち早く決め、戦いになったら臨機応変に陣形を変える。
人の活用や役割を認識して、働く人のポテンシャルを如何なく発揮させる。

すると少数精鋭でも大企業を打ち負かすことが出来るのです。

要は、人の数では無く、人の能力を引き出す指導力が大事なのです。

皆さんは、営んでおられる法人に勤める社員の潜在能力を知っていますか?
啓発、教育を通じ、社員をスキルアップさせていますか?
彼らにやる気を高めるための、アドバイス、カウンセリングをしていますか?