人は誰でも初めての人と会えば、
緊張し、警戒し、構えます。

それが人というものです。

でも、

「なぜそんなに人見知り、
 緊張、警戒をするのだろう?」

と考えたことはありますか?

対する人が、

突然飛びかかってきた!
突然悪態をついてきた!
突然暴力をふるった!

そんなことはほとんどありませんね。

なのに緊張し、構えてしまうのです。

その主たる原因を心理学から探ると、
【生き物の生存の権利】から
見出すことができます。

人は生まれながらに、
生命を守るための危機回避能力や
自分のテリトリーを守る能力を持っています。

これらは、動物の世界では
日常の本能です。

例えば、犬や猫の世界で、
自分の生活している所に
他の犬や猫が押し入ってくれば、
即喧嘩を始めます。

人間の赤ん坊でも、
無邪気に遊んでいる赤ん坊の所に
他の人(親・兄弟)が押し入ってきて、
自分の居場所を奪うと見るや、
泣いたり、威嚇したり、強い抵抗を見せるのです。

もちろん、おもちゃを取ったら、
猛然と取り返しに来ます。

生き物は、生まれながらに
生存競争や自分の居住地、自分の安全な環境、
自分の好きな行動を邪魔されたくないのです。

難しい話ではなく、
こんな簡単な人としての
生存の権利のために、人は戦うのです。

つまり、自分以外の人とは、
場合によっては敵となり得る可能性が
あるのです。

人見知りや緊張は【警戒】なのです。

では、集団(家族・法人)が
一致団結するには、
その緊張・敵対を解き、
絆をつくれば良いのです。

つまり、リレーションシップの構築です。

続いて、
コミュニケーション、コンセンサスの
維持を図るのです。

そして、全員の連帯感をつくったら、
スローガンを徹底しましょう!

人は人を受け入れないことが
当たり前なのです。

だから、人と人の関わりには、
常に高度な気遣いが必要なのですね!