人間は断末魔の時、冷静沈着でいられるでしょうか?
素早く工夫力や応用力を駆使し、ピンチを切り抜けられるでしょうか?
取り乱さず、賢明な対応が取れるでしょうか?

応えはNOです!

多くの人間は、頭が真っ白になるくらいパニックになり、
通常の思考力は機能不全になります。
3.11の震災の時も、こんな状態だったことでしょう!?

自分が無意識にどんな反応をとっているのかも見失うのです。
思わず、周囲がビックリするような衝動的な行動、言動をしているかもしれません!

それ程、人間の衝動的対応能力は低いのです。

常日頃の経験則で、通常では考えられないドキュメントに対応している人なら別として、
ほとんどの人間は訳が分からない対応がほとんどです。

中国の大聖人【孔子】は、そんなピンチの場合は「窮すれど乱れず」と
教えてくれています。

法人経営者や人を束ねる指導者は、
「常日頃より、突発的に何があっても狼狽(うろた)えない心の準備をしているものですよ!」と
言っているのです。

また、このようにも教えています。

「突発的な出来事や、番狂わせがあった時、未熟な者は取り乱す!」と。

ならば、自分の社会的地位がどれほど高くても、どれほどの成功者でも、
存亡の危機の時、狼狽え、取り乱し、錯乱する人は小者である!とも言えるのです。

そんな時は、慌てず、騒がず、平常心を用いて、無限な工夫力や応用力、
超意識を発動すれば、問題解決が不可能になる事は絶対に無いのです!

「じたばた騒がず、淡々と事の処理に当たれ」と
教えてくれているのですね。

日頃から、危機意識を鍛えておきましょう!