皆さんは
メジャーリーグで活躍した
野茂英雄選手を覚えていますか?
野球に興味がない方でも
名前だけでも聞いたことがある方は多いはずです。
彼のプロとしての野球人生は
とても華々しかったように思われますが
実は、彼の経歴すべてが
順風満帆だったわけではありません。
それどころか
彼は実に数多くの失敗や挫折を経験しており
失敗を成功に変える大天才だったのです。
野茂選手は高校入学時
野球の名門校に進学をしたかったのですが
『そんな体を捻る投球フォームじゃ、絶対大成しない』
と言われ、高校野球全国大会とは縁のない公立高校に進学しました。
高校卒業時
すでに近鉄から誘いがあったのですが
それを断って新日鐵堺への入社を選びます。
新日鐵堺での1年目、野茂選手は
【伝家の宝刀】フォークボールを習得するのです。
私は日々、多くのご相談を受けますが
「失敗と成功は大親友かもしれない」と常々思います。
その時には失敗に思えたことでも
後になって振り返ると
それが成功のきっかけであったというのは意外と多かったりします。
先ほどの野茂選手の例で言うと
(失敗)
強豪の高校に入れず、全国大会とも無縁の高校生活
↓ ↓ ↓
(成功)
フォームを矯正されずに、トルネード投法を極めることができた
(失敗)
高校卒業後に、プロに入らずに社会人として野球を続ける
↓ ↓ ↓
(成功)
社会人野球時代に、フォークボールを覚える
ということになると思います。
失敗を乗り越えることができる人は
日本刀が叩けば叩くほど強度が増すように
失敗が起こるたびにどんどん成長していきます。
≪失敗力≫
失敗を成功に変える力を私はこう呼んでいます。
野茂選手も、この≪失敗力≫を身につけています。
きっと皆さん失敗は嫌いだと思います。
でも、失敗を失敗のままで終わらせる人と
失敗をバネにより大きな成功を手にする人がいるのはなぜでしょう?
私が考えるに
失敗力に長けた人には下記のような特徴があります。
●人との出会いを大切にできる人
●失敗し続けてもチャレンジできる人
●そして、図太い神経
失敗から学ぶことはたくさんあると先人たちも言っています。
捉え方次第だとは思いますが
人生における失敗とは
失敗を失敗で終わらせることだと思います。
失敗のままにせず
何かの工夫を今後に見出していけるよう
常に心がけたいものです。
人生は勝率ではありません。
トータルで勝てばいいのです。
1勝100敗でもいいので
大きな大きな1勝をつかみ取ってください。