前回のメルマガでは、
徳川家に仕えた本多氏から
理想のナンバー2について
考えていただきましたが
今週は、組織論について
過去の歴史から学びたいと思います。

群雄割拠の戦国時代、
この時代は一重に人材登用の時代でした。

優れた人材をいかに集めるかで
勢力が大きく変わってしまうからです。

優れた有能な人材を集めれば
その後のテーマはトレーニング次第…

つまり、時代をリードする
優れたリーダーがいたとしても
リーダーに伴う有能な部下が揃わなくては
強い戦う集団は実現しない、
ということです。

リーダーと部下の力量の
バランスが揃わないと
常勝軍団はできないんですね。

現代社会も同じです。

優れた経営者がいたとしても
その経営者が率いる社員団の力量が伴わないと
バランスの悪い法人となってしまいます。

これでは、永続的安定経営はできません。

では、今も昔も、どんなポイントを重視し
人を採用すれば良いのでしょう?

あなたが戦国時代の将軍だったら
どんな人材がほしいですか?

身分や家柄の高い人ですか?
体力や腕力ですか?

今の時代の経営者だったらどうでしょうか?

高い知識や学歴・教養のある人ですか?

どれも必要ない!とは言いませんが
何かに突出していても、
それ以外がダメではバランスが保てません。

そこで最も重要なことは

【人間性】

なのです。

今現在がどうであれ、向上心があり
前向きで先々のために一生懸命に頑張る人
そんな人がいいですよね。

もう少し具体的に言えば、
素直で正直な人です。

こうした素直で、純朴な資質があり
そこに素晴らしい指導者が
的確なアドバイスをすれば
人は伸びていくのです。

ゆえに、一つのことに突出した
アスリートタイプより
今は未完成でも、人間性の素晴らしい
伸びしろのある人材の方が貴重なのです。

かつて、日本の高度成長を支えた労働力は
全国の僻地と言われた上地からの
集団就職でした。

都会の子どもより
田舎で育った子どもの方が
贅沢を知らず、自分や家族のために
一生懸命働くからです。

私は取りも直さず
人間性が良く、素直な人間を求めます!!